適正な脂肪酸比率の食事 : 第2報 アレルギー体質の学生の食事脂肪酸比率と血清脂肪酸比率との関連
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概要
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アレルギー体質の学生の食生活の改善をはかることを目的に、食物摂取状況調査、血液検査およびガスクロマトグラフィによる血清脂肪酸分析を行った。アレルギー体質の学生の脂肪酸栄養について、健常学生と比較検討した。また、食事脂肪酸と血清脂肪酸との関連についても検討した。(1)現A群はエネルギー、蛋白質、脂質、糖質、食物繊維、ナイアシン、Zn、Cuの摂取が少なく、低栄養であった。一方、N群と比較すると、脂肪類、糖質の割合は多く、水溶性食物繊維の少ない食事になる傾向があるので注意を要する。また、アレルゲンが食物である場合を除いて、不必要な制限食はせず、摂取食品数を増やす工夫が必要である。(2)現A群の食事脂肪酸比率は血清脂肪酸比率に直接反映しなかったが、現A群の血清M/S比は高くなる傾向を示し、P/S比は低くなる傾向を示し、血清n-6/n-3比は高くなる傾向を示した。したがって、現A群は特に血清n-3系脂肪酸%が低下するので、食事脂肪酸比率のみで判断せず、特にn-3系脂肪酸摂取量の多い食生活習慣を心がけることが必要である。(3)食事脂肪酸比率のS(%)M/S比、P(%)が好酸球遊走に影響を及ぼすことが示唆された。アレルギ一群の食事においては食事脂肪酸比率には注意する必要がある。
- 2000-03-10
著者
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河南 恒子
夙川学院短期大学
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仲野 裕美
夙川学院短期大学調理学
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河南 恒子
夙川学院短期大学家政学科栄養指導論
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仲野 裕美
夙川学院短期大学
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仲野 裕美
夙川学院短期大学家政学科栄養学
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河南 恒子
夙川学院短大家政
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