保健体育科の教育実習に関する研究 : 中京大学体育学部を事例として(昭和58年度中京大学大学院体育学研究科)
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概要
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本研究の目的は、中京大学体育学部の教育実習の状況を、実習生のアンケート調査から分析しようとするものである。研究課題の主たるものは、次の3項目である。(1) 実習生の保健と体育の授業担当数や参観授業の有無について (2) 実習生の研究授業の有無について (3) 実習生の教育実習観等である。調査 (1) では表1のような結果を得た。調査 (2) の研究授業の実施状況は、保健と体育の両分野にわたったものが、高等学校で31.8%、中学校は僅か9%であった。したがって、中学校、高等学校ともに体育の授業に限って研究授業を実施している傾向が強い。調査 (3) の実習生の自己認識としては、実習生が教養、専門的知識、学習者とのコミュニケーション、教材研究等に関する事柄で力不足を感じている。今後の研究の課題としては、下記の3つの項目を考えている。(1) 筆者等が実習生の授業をより多く参観し、V. T. Rに録画し授業分析の材料とする。(2) 本研究を継続することにより、教育実習のより一層の充実を計る。(3) 教育実習の調査票や実習手帳の記録方法などを改善すべき事項として考えている。
- 中京大学の論文
- 1984-03-01
著者
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- 先駆
- 中京大学学生の体格体力