周産期医療の現状と将来 : 産科医が消える?
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概要
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わが国における周産期医療に係る実施要綱などは,1995年に整備された。しかし,改善の余地はある。その代表的な事項は,新生児集中治療管理室(NICU)の慢性的満床を解消させることである。このことは安全で安心した周産期医療を実施するうえで必須である。決定的な解決策は見出せないが,産婦人科医としては不妊症治療における多胎妊娠の防止に努めることや,妊婦のリスク評価を適時行い,ハイリスク妊娠の妊婦は早期に高次医療機関に紹介するなど,可能な限り早産などを減少させることである。さらに,行政や医療機関・関係学会などは,全国的に減少している分娩取扱い施設の適正配置を施行することや産科・小児科(新生児科)医師,助産師などの激減に施策を講じ歯止めをかけることである。
- 東邦大学の論文
- 2005-07-01
著者
-
田中 政信
東邦大学 医学部産科婦人科学講座
-
田中 政信
東邦大学医学部第一産科婦人科学教室
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田中 政信
Guidelines For Perinatal Medicine In Japan Were Promulgated In 1995 ; However They Are In Need Of Fu
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