不安喚起刺激に対する反応からみた催眠状態の特徴
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概要
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The purpose of this study was to examine features of hypnotic state from the view of the responses of anxiety-evoking stimuli. The subjects were fifty-four students, which were divided into three groups, such as control, hypnosis and relaxation group and each group was given anxiety-evoking stimuli. During the trial, the facial muscle activity and a subjective emotional rating (STAI-S) were measured. The results showed that the hypnosis and relaxation group had the different responses to the anxiety-evoking stimuli. After giving the introduction, the anxiety of the hypnosis group kept on decreasing while the relaxation group showed an increase of anxiety. In addition, differences were also showed in the facial muscle activities between hypnosis group and relaxation group. The facial muscular shrink of the hypnosis group was significant faster then the control group. However the relaxation group didn't have any change. In conclusion, this study suggested that the reduction of anxiety was different in the qualities between hypnosis and relaxation group.
- 早稲田大学の論文
- 2003-03-31
著者
-
門前 進
早稲田大学 人間科学部
-
新井 雅人
早稲田大学大学院人間科学研究科
-
門前 進
門前研究所
-
山極 和佳
東京未来大学
-
山極 和佳
早稲田大学人間健康科学科
-
加賀谷 崇文
早稲田大学大学院人間科学研究科
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