日本の高齢者の医療費は生活必需財か(英文)(上野秀夫教授退任記念号)
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概要
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医療費の増加によって日本では勤労者の社会保険料負担が引き上げられるであろうと目されている。一国全体で医療は本当に生活必需財なのか。この論文では,医療の財としての性格が高齢者にとって生活必需財であるかが考察された。1990年代の年齢階層別の四半期データが用いられ,医療の財としての性格は患者自己負担の変化の効果に依存することが見出された。自己負担の支払い方法の構造変化が考慮されたベクトル値誤差修正モデルによって,高齢者にとって医療は奢侈財であるとの結論が得られた。
- 2005-03-25
著者
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