信託銀行経営の将来性
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概要
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信託銀行は,戦後わが国の金融制度の中で金融規制により保護を受け,貸付信託を中心に成長をとげた。しかし,財産管理機能を主体とした信託業務の成長はあまり見られず,信託業務の専門金融機関というより,むしろ長期金融機関としての性格を強めてきた。金融制度改革の進展による金融規制の緩和と金融環境の変化により,いま信託銀行の経営は変革を迫られている。信託銀行は今後,リテール業務においては資産家取引を中心として,金融資産の運用調達の専門家としての知識とスキルが求められよう。また法人取引については,固有の信託業務を展開し得る営業基盤の確保が重要である。
- 近畿大学の論文
- 2003-10-25
著者
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