李賀の詩と漢文教材(II.人文・社会科学系)
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概要
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中唐の詩人李賀の作品を、教員養成における漢文の文学教材として扱う場合の可能性を探ったものである。李賀の作品のうち、「出城寄権〓楊敬之」「昌谷北園新筍四首」「南園十三首」について、学生の読みの展開に留意しつつ、解釈の可能性を提示した。「出城寄権〓楊敬之」については、措辞と典故に、「昌谷北園新筍四首」においては解釈の異同に着目することによって新たな読みが可能となり、「南園十三首」では、連作としての構造に留意することで新たな読みが提示しうることを明らかにした。
- 千葉大学の論文
- 2004-02-28
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