所格交替管見(II.人文・社会科学系)
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概要
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英語の所格交替には二つの型がある。ひとつの型では,位置が変わる項が直接目的語で表され,場所を示す項が前置詞の目的語として表される。もうひとつの型では,位置が変わる項が前置詞の目的語として表され,場所を示す項が直接目的語として表される。所格交替に見られる,解釈上いわゆる全体的・部分的影響に関与する二つの動詞はほぼ同じ語彙概念構造を持っており,相違点はこの構造のどの構成部分を選択したかによって異なるのみである。選択されなかった部分は語用論的にそれが真であるかどうかが決まる。
- 千葉大学の論文
- 2004-02-28
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