社会福祉専門職の養成と生涯学習 : ソーシャルワーカーのリカレント教育を中心に
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概要
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アメリカの全米ソーシャルワーカー協会では、3年間ごとに90時間の継続教育を会員に求めているが、日本社会福祉士会でも3年ごとに60時間を更新していく共通研修課程を中心とした生涯研修制度を実施している。日米それぞれに、ソーシャルワーカーの生涯学習を促すシステムが専門職団体によって構築されているが、全米ソーシャルワーカー協会会員の約9割が修士課程修了者であるのに対し、日本社会福祉士会では86.1%の会員が学部卒であり、大学院修了者は4.7%に留まっている。日本のソーシャルワーカー養成は学部レベルが中心というのが実情であるが、近年、福祉系大学院の増設が進み、現場実践を経験してから再教育の場を求めて大学院に学ぶソーシャルワーカーも増えてきた。新潟県においても社会福祉士養成課程を持つ教育機関が増え、社会福祉士の一層の増加が見込まれるため、今後は現職者のリカレント教育機関として大学院への関心が高まると予想される。
- 新潟医療福祉大学の論文
- 2005-03-14
著者
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