ゴート語複合語の独創性について一定の客観的な評価を可能とする統計的分折の妥当性を支持しながら、そうした分析には反映されにくい問題点を指摘し、二重訳という重要な現象を指数として導入することを提案する。また広義における翻訳手法の見地から、この現象がさまざまな要因によってひきおこされていることを示唆する。
東北大学文学部