現代日本語における行為賦課表現の研究 : 『丁寧さの原則』に基づいて
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概要
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本稿では、「話し手の行為受益」というコンテクストから発揮される対人関係のストラテジーとして、命令文<条件文<平叙文<疑問文<間接発話行為文の順に、文の「丁寧さ」が実現されるとみている。そして行為賦課文の語用論的「丁寧さ」を発揮するために、聞き手に行為履行の妥当性を提示したり、あるいは、行為賦課の質的・量的範囲を縮小することによる『説得の原則』を述べている。
- 東北大学の論文
- 1993-09-30