高校物理における観点別評価の試み
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概要
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高校でも観点別評価が行われ始めた。生徒の能力を多方面から評価することは大変好ましいことである。しかし,授業中の生徒を観察して評価しようとすると,高校生は,人数が多く,授業中に活発に反応するとは限らないので難しい。また,実験レポートで評価しようとすると,物理実験は4人一組で行うことが多く,4人のレポート内容にはあまり差がないので評価しにくい。そんな中,生徒個人個人を客観的に評価するのは,なかなか困難である。しかし,観点別評価にも説明責任が伴う。そこで,質問紙法(ペーパーテスト,アンケート)による評価を試みた。質問紙法による評価方法は,生徒にも先生にもあまり負担増がないので実施しやすく,アンケートやテストの内容を工夫することで客観的なデータが得やすく,生徒・保護者に対して評価結果の説明もしやすいという利点がある。その具体的な実践結果を報告する。
著者
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