監査期待ギャップの論理と必然性 (経済学部50周年記念号)
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概要
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監査期待ギャップ(audit expectations gap)問題は、現代の会計監査にとって重要な解決すべき問題として取り扱われてきた。アメリカ・コーエン委員会報告書において公式に認知されたこの問題は、現象としてみればそれより以前から存在していたことはいうまでもない。本稿では、かかる認識に立って、まず監査期待ギャップ問題を、監査の構造に固有に存在しうるものとしてとらえ、その関係性を理論的に明らかにする。加えて、特にアメリカにおいて、期待ギャップ問題が認知されるに至る経緯を主要な不正、係争事例をみることにより、歴史的、実証的にとらえるものである。
- 北海道大学の論文
- 2003-12-16