シェイクスピアが描いたコミュニケーション諸相
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概要
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社会的存在である人間は、他者との関係の中で生きている。そこでは、さまざまな手段でコミュニケーションがなされる。言葉はその最大の手段である。言葉を使って他者に伝達するものは、心である。心を伝えるとき、人間は互いに本心を語り合うことを前提としている。しかし、それがふたごころであれば、根底から前提が崩れる。人間関係を形作っているコミュニケーションは、いくつもの顔を持つ微妙な心の伝達という複雑な相を有する。シェイクスピアは、多くの人間関係の中でコミュニケーションの諸相を猫いている。他者とのよりよい関係を築くには、人間はどうすべきなのか。シェイクスピアが描いた人間関係をコミュニケーションの角度から探る。
- 人間環境大学の論文
- 1999-06-20