談話マーカー「〓〓〓」と Face 行為
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概要
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従来「〓〓〓」に対する研究は、文レベルの研究に止まっており、談話レベルでの研究はあまり行われていなかった。そこで本論文では、談話の流れの中で pre-starts として用いられる「〓〓〓」の談話上の機能や用法を face 行為の視点から分析を試みた。その結果以下のことがわかった。「〓〓〓」は相手の face を脅かす機能を持つ談話マーカーであるため、公的な場面や社会的関係が上位の場合には用いることができない。また、相手からのFTAに反発する anti-FTAマーカーとしての働きも果たしているとともに、さらに相手の face を脅かす表現を導く働きがある。
- 東北大学の論文
- 1998-11-20