子どもの提示的呼びかけについての一考察(2) : 保育所1・2歳児クラスにおける参加観察から(短期大学部保育学科)
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概要
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保育所1・2歳児クラスの子どもたちを対象に一年間の参加観察をし、提示的呼びかけについて検討したところ、子どもたちは提示的呼びかけによって単にモノや行為を見せることを意図しているのではなく、そこに様々な思いが込められていることが明らかとなった。収集された540事例の提示的呼びかけを15の内容に整理し、提示的呼びかけの内容とその変化について検討した。そして、これらの提示的呼びかけの内容に子どもたちの自己の意識がどのように表れているかについても検討したところ、子どもたちは「自分のモノ」「自分のしていること」と実感できるモノや行為を見せようとしているとき、彼らなりに自己を意識している様子が窺えた。
- 西南女学院大学の論文
- 2005-02-28
著者
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