第二ロンドン信仰告白に見る、17世紀イギリス・バプテストの教派アイデンティティーについて(1) : ウェストミンスター信仰告白との比較から(保健福祉部福祉学科)
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概要
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バプテストの信仰理解において今日までその影響の影を落としている第二ロンドン信仰告白(初版1677年)は、イギリス長老派の信仰告白であるウェストミンスター信仰告白を下敷きにして作成されたものである。17世紀のバプテストたちは、自らの信仰告白作成にあたり、多くの部分でウェストミンスター信仰告白の文言を受入れながらも、その中で、バプテスト派の教派的主張を鮮明に打ち出すことを怠らなかった。ウェストミンスター信仰告白と第二ロンドン信仰告白の比較を通し、17世紀のイギリス・バプテストが自らの教派アイデンティティーをどこに置こうとしていたのか。その考察をすすめたい。今回は、第二ロンドン信仰告白中、第1章「聖書」、第24章「行政長官について」をウェストミンスター信仰告白の該当部分と比較し、分析と検討を試みている。
- 2005-02-28
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