中国語北方方言話者の日本語長音の知覚特徴
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概要
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中国語北方方言を母語とする日本語学習者を対象に、母音の持続時間を目安とした長音の知覚判断の特徴を調査した。母音の持続時間が異なる刺激音声を用いて知覚実験を行った結果、学習者は日本語母語話者より短い持続時間の刺激で長音を知覚し、母語話者が短音とするものを長音として知覚する場合があることが分かった。また、長音の判断境界は日本語能力が高い学習者ほど明確で、日本語習得が進むにつれて母音の長・短の判断が次第に安定していく可能性が示された。
- 2004-12-25
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