わが国における大学進学移動の動向と変化
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概要
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本稿では、1971年から2000年の間における大都市圏と地方圏での大学進学移動を比較検討した。その結果、(1)1990年代以降、地方圏を中心に大学が急増していること、(2)しかし依然として地方圏では進学者に対する大学入学定員が不足しており、しかもその状況は10年以上改善されていないこと、(3)とはいえ、地方圏でも学生の地元度は決して高くなく、地方圏にあっても県外からの流入が相当数見られること、(4)大都市圏に全国から学生が流入するのはその受け皿の大きさゆえんであり、そうした規模の影響を除いた指向性については、地方圏でもむしろ近隣県との結びつきが強いこと、などが明らかになった。
- 東北公益文科大学の論文
- 2001-12-20
著者
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