宝物集と三国伝記 : 玄棟は一巻本宝物集を見ていた
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概要
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宝物集は一巻本、三巻本、七巻本の順に著者自身が増広していった。一巻本は唯一書陵部所蔵の残欠本が存在するのみである。今回玄棟の書いた三国伝記が宝物集一巻本を典拠に使っていることを発見した。これによって一巻本の欠損以前の姿が想像でき、かつ一巻本が流布したことがわかった。この発見は今後の宝物集研究の貴重な指標になると思われる。
- 埼玉学園大学の論文
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