重複障害を持つ児への聴能アプローチ : 新生児から青年期まで
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概要
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出生時に何らかの障害を持つ新生児が、充分なQOLを得るには、障害を補償する児への多角的なアプローチと、児と人を含む周辺環境との相互交流が不可欠である。本論文は音響学的療法という新しい観点から、聴覚、発声機能及び肢体に重度の障害を持つ新生児に対する、機能補償のための実践とその成果について述べたものである。特に聴覚、発声について、音、振動、呼吸、更には場という環境の刺激までの広範囲な音響学的な側面から、児の成長に合わせて対応を行った。その結果聴能訓練から発展し、NHK毎日音楽コンクール出場、その後リサイタルを開き、最近ではボランティアで教会や障害児教育施設で唱うなど、健常者と何ら異なる事無く、素晴らしいQOLを得ている。
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