江戸半太夫と半太夫節
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概要
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江戸歌舞伎を代表する「助六」で助六が登場する場面では、古くから江戸浄瑠璃が演奏されてきた。現在は河東節で行われるが、はじめは半太夫節であった。江戸半太夫が始めた半太夫節は、肥前節から続く江戸浄瑠璃を河東節へ渡す役割を果たしたが、現在その音楽はほとんど残っていない。また初世から七世までを数えた代々の半太夫についても、その動向があまりはっきりしていない。本論では代々の江戸半太夫の動向を、芝居番付や音曲正本によって明らかにする。
- 国立音楽大学の論文
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