プロジェクト学習における生徒のオートノミー
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概要
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本論は,プロジェクト学習を通して,教師が生徒とのインタラクションを図り,教師が生徒の学習を支援することで生徒がどのような場面でオートノミーを構築するかを分析し,その結果をまとめたものである。エスノグラフィー的手法によって授業を分析,改善すると同時に,授業中の生徒の言動を分析し,教室という社会の中で,教師との関わり,生徒どうしの関わり合いの中で,生徒がどのようにして学び,また学習者としてのオートノミーをどのような場面で構築することができるのかを分析し,まとめたものである。その結果として,生徒自らオートノミーを構築させるのは,1) 授業の内容や活動が生徒のモーティベーションを高めるとき,2) 生徒が授業の中でつくられる世界に没頭するとき,3) その世界にいることを快適に感じられるとき,4) 生徒が授業活動において,他の生徒と仕事を分担し,自分の活動に責任を感じ,最後まで成し遂げようとしたりするとき,であることがフィールド・テキストの分析から明らかになった。
- 東海大学の論文
- 2005-03-31
著者
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