経営情報と会計システム : ユビキタスネット社会におけるマネジメント・コンテキスト・アウェアネス
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
経営資源と情報は、鏡に映したような関係なのである。鏡に映した情報には、静的情報と動的情報に分類することができる。静的情報は、伝統的な事務処理で扱われた過去のデータであり、動的情報は、意志決定にとって有用な価値のある情報である。この動的情報には情報相互作用がある。ERPは、会計情報システムを中核としたシステムである。ERPとSCMは、経営資源の状況を理解するためのシステムを持っている。ICタグは、ERPとSCMに結び付くことによって経営状況把握に役立つ。この経営状況把握の方法は「メタ思考」である。「メタ思考」とは、自分自身と状況を分離せずに、状況の内部から見る方法のことである。すなわち、「メタ思考」とは、自己を客観化することであり、メタ思考による経営状況把握が、主体的な人間行動を産み出す原点なのである。
- 東海学園大学の論文
- 2005-03-31
著者
関連論文
- 利害調整のための内部統制
- M&Aと企業結合会計 : のれん償却の問題点と企業価値評価
- オートポイエーシスとしての内部統制
- ビジネス教育における方法論 : ケーススタディにみるファカルティ・ディベロップメント
- 経営情報と会計システム : ユビキタスネット社会におけるマネジメント・コンテキスト・アウェアネス