米国多国籍企業1960-1980年代の在日子会社所有政策 : 子会社統治と内部資本市場化
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概要
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本稿は,1960年代から1980年代に至る米国多国籍企業の在日子会社統治および子会社内部資本市場化に関する実証研究である。米国企業の対日直接投資に関する日本政府,企業の対応ならびに米国企業の所有政策と在日子会社統治の実態を明らかにし,在日子会社の内部資本市場化がどのような親子間のビジネス・アレンジメントにより成立しているかを,業種,所有比率別に類型化し,米国親会社による「搾取」,換言すれば,親会社株主の利益に適う子会社財務資源の親会社による一括管理,すなわち,子会社の内部資本市場化を議論する。
- 早稲田大学の論文
- 2005-06-30