企業行動に関する制度論と資源ベース論の統合に向けて : 半導体産業の先行研究レビューを中心として
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概要
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従来の制度論と資源ベース論(Resource Based View:RBV)を批判的に検討し、半導体企業が持続的競争優位を獲得するために考慮すべき要素を探索的に検討した理論研究である。具体的には、これまでの半導体産業研究の多くが、その発展要因を企業内部的要因と外部的要因に明確に分けて議論してきたことを指摘し、そこでの課題を論じた。そして、制度論と資源ベース論の理論そのものがはらんでいる課題を指摘した上で、両理論で半導体産業を分析した際の問題点に関しても同時に議論した。最後に両理論を超克するフレームワークを提示し、今後の実証研究への新たなアプローチの可能性を提示した。
- 北海道大学の論文
- 2002-03-12