ガソリン自動車エンジン廃油のトライボロジー特性に関する研究

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概要

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ガソリン自動車で使用されたエンジン潤滑油(エンジン廃油:used eneineoil)を有効利用することを目的として、(a)元素分析(b)粘度測定(c)四球摩擦試験(d)二円筒転がりすべり試験の4種類の試験によって、エンジン廃油のトライボロジー特性を明らかにした。試験油としては、一般の乗用車で広く使用されているエンジン油の新油を2種類,その新油をテストカーに使用して走行後に採取した走行距離が明確なエンジン廃油を5種類、更にガソリンスタンドで回収した多種混合廃油および比較用として歯車潤滑油とトラクション専用油も用いた。本研究の結果、エンジン廃油は優れたトライボロジー特性を有しており、歯車潤滑油や切削加工油などに有効利用できる可能性が高いことが分かった。

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