幼児同士の対人相互作用が空間認識に及ぼす効果 : 多変量解析を用いた分析
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概要
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本研究では認識の発達に有益な社会認識的葛藤を視覚的葛藤として操作的に捉える方法を用いて対人相互作用と空間認識発達に関して実験を行った。とくに本研究では配置の際の位置関係を事前テストから事後テストまで固定するという方法を用いて条件を統制した。この結果ほとんどのペアで配置の相違や,配置を修正して一致させる行動が生じた。また対人相互作用の結果事後レベルの向上が多くみられた。さらに対人相互作用の中で発生する行動や対人相互作用の初期条件が事後の効果とどのような関連をもつのかを明らかするための分析を数量化1・2類を用いて行った。結果は相互作用中の行動カテゴリーとしての正答や理由などが事後テストの成績との関連を示すものであった。これらの結果から対人相互作用のプロセスの中での思考の深化が認識発達にとって重要であると考えられた。
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上田女子短期大学 | 論文
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