<資料> 新聞などの報道に見る被災地の復興と野球の関連
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
"本稿は,新聞等報道で示された野球が被災地において果たす役割について報告する.1959年に伊勢湾台風雨に見舞われた名古屋市を本拠地とするプロ野球チーム(中日ドラゴンズ)は,主催ゲームの利益の一部を義援金として寄附した.1995年に阪神・淡路大震災に見舞われた神戸市を本拠地としていたオリックス・ブルーウェーブは,イベント等で被災者と触れ合うとともに,リーグ制覇という形で市民を励ました.同球団の優勝は,新聞等の報道で神戸市の復興と関連づけて報じられた.また,同年に高校野球が実施されたことに対しても,被災地の復興を象徴するものとして新聞に取り上げられた.2004年,福井豪雨に見舞われた福井市においては,被災地の高校野球部の全国大会出場と,甚大な被害を受けた地区のリトルリーグの活躍が,被災地を勇気づけるものとして新聞にとりあげられた.以上の事例は,被災地における野球チームの活躍は被災地の復興の象徴であり,被災者を勇気付けるものとして取り上げられることを示している."
著者
関連論文
- 8154 社会福祉協議会の地域における役割 : 広島市安佐南区 大塚・伴南学区社会福祉協議会を事例として(居住福祉,建築経済・住宅問題)
- 新聞などの報道に見る被災地の復興と野球の関連
- 養育者との面接からとらえた育児不安についての質的研究
- 広汎性発達障害児の社会性スクリーニング検査作成の試み : 養育者と保健師の評価の違いからの検討
- 医療機関での実習における大学生の自己開示に対する考え方 : 個人情報の内容および学年別での比較