数種の低灌木類の種子発芽(平成7年度日本造園学会研究発表論文集(13))
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概要
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広く緑化空間で扱われている低灌木類数種の種子の発芽特性について究明した。その結果,ユキヤナギは,採種直後では発芽適温が15〜20℃の間であったが,採種後約1年で発芽能力を失った。また,強い好光性を示し,暗条件におけるGA_3と低温処理の併用による発芽促進効果が認められた。ビョウヤナギの発芽適温は採種後7ケ月内外までは15〜25℃の間で,特に25℃で好光性を示した。また,月日を経ると次第に発芽率が高くなる傾向を示した。アセビは,採種直後の休眠が認められ,好光性種子であった。ヒイラギナンテンは,採種直後に15〜30℃の間で高い発芽率が得られたが,1ケ月後には,どの温度,光条件でも発芽能力を失った。
- 社団法人日本造園学会の論文
- 1995-03-31
著者
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