分娩見学実習が看護学生の分娩に対するイメージに与える影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
看護短期大学3年課程3年次女子学生38名を対象に分娩見学実習前後の、自分が抱く分娩に対するイメージの変化について調査を行い、またその変化に影響を及ぼした見学場面との関連について検討した。加えて、学生の出産・育児に対する考え方の変化についても検討した。その結果、分娩全期を見学した学生全員が、以前に抱いていた分娩に対するイメージがさらに良いイメージヘと変化していることがわかった。イメージの変化へ影響を及ぼした見学場面の多くは感動的な場面であり、痛みや苦しみを伴う見学場面はイメージの変化に影響していなかった。実習後にはいつか子どもを産み育ててみたいと思う者が増えており、分娩見学実習が実施できていながった学生も、日々の受け持ち母子との関わりを通して出産・育児に対する考え方が変化していた。
- 2004-03-01