ヘパリンカラムによる血清由来の酒石酸抵抗性酸ホスファターゼの分析 : 骨吸収マーカー破骨細胞由来酒石酸抵抗性酸ホスファターゼをモニターする新しい方法
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概要
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この実験の目的は破骨細胞から分泌される酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(tartrate-resistant acid phosphatase, TRACP)5bを特異的に定量する方法を発展させることである.ヘパリンカラムに吸着させた1mlの人血清はNaClの塩濃度勾配をかけることにより3つのTRACP活性に分かれた.最後のピークはATPase活性を持ち,TRACP5bと電気泳動位置が一致した.そのTRACP5bはおもに破骨細胞から分泌されたものと考えられている.このピークの高さは,骨形成期に最高値を示した後は,年齢の増加とともに減少した.なお,腎透析患者では血清TRACP5bは明らかに上昇した.二番目のピークはTRACP5aであった.
- 獨協医科大学の論文
- 2004-03-25
著者
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