ヒト一次視覚野における短時間刺激時のBOLD応答の時間特性
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概要
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目的 : 事象関連機能的MRI(magnetic resonance imaging)測定法を用いてヒト第一次視覚野における短時間刺激時のBOLD(blood oxygenation level-dependent)応答の時間応答特性を検討した。方法 : 反転チェッカーボード視覚刺激の刺激時間を1秒から6秒まで変化させ,BOLD応答の領域及び強さを測定した。結果 : ベースラインより正の変化分におけるピークの高さ及び面積は刺激時間を延長するに従い直線的に増加した。しかし,刺激時間と応答との関係は非線形的であった。また,刺激時間を延長するに従い非線形性は弱まることから,この応答特性はBOLD応答の初期段階により強く影響を与えていることがわかった。結論 : BOLD応答における非線形特性は脳神経活動と直接関係することが示唆された。
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