価値焦点思考による新規事業への参入検討について(清水龍瑩教授退任記念号)
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概要
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企業が新規の事業に参入することは重要な意思決定の問題である。そこで,新規事業がうまくいくかどうかを検討する方法が提案されている。その1つがBMO法と呼ばれるものである。これは,新規事業が企業にとってどれくらい魅力があるか,適しているかをそれぞれ6項目ずつ10点法で評価し,その合計点の大きさで参入の適否を判断しようとするものである。BMO法ではそれぞれの6項目をどの企業に対しても固定的にとらえるが,新規事業の魅力や適社性は企業ごとに異っていると考えられる。そこで,その考えを活かすため,新規事業の魅力や適社性についてそれぞれの企業が価値焦点思考の観点から独自に価値の木を描き,多属性効用を用いて評価し判断する方法を提唱する。
- 慶應義塾大学の論文
- 1994-06-25
著者
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