固体高分子形燃料電池用高耐久性炭化水素系電解質膜の研究開発(電池技術関連, 一般)
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概要
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固体高分子形燃料電池(PEFC)の本格的普及を促進するため高耐酸化性エンジニアリングプラスチックスにスルホン酸基の脱離抑制に効果的なアルキレンスルホン酸基を導入した新規炭化水素系電解質膜(HSAM)を合成した。アルキレンスルホン酸基の10%減少を寿命と仮定すると、80℃の純水及び1mol/lの硫酸水溶液におけるHSAM膜の推定寿命は40,000時間以上である。HSAM膜を組み込んだ単電池セルの出力電圧は電流密度250mA/cm^2、70℃において750mVを有し2,000時以上安定的に連続運転でき、電解質膜として有望である。
- 2006-01-13
著者
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鈴木 重雄
(株)日立製作所日立研究所燃料電池部
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本俸 英利
(株)日立製作所日立研究所
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本棒 英利
(株)日立製作所日立研究所燃料電池部
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小山 徹
(株)日立製作所日立研究所燃料電池部
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森島 慎
(株)日立製作所日立研究所燃料電池部
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