ユビキタスメディアの利用とプライバシー保護の限界 : 個人情報保護との交錯点も踏まえて(テーマ関連/オーガナイズドセッション2)
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概要
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カメラの利用に伴う法的問題は、防犯や犯罪捜査から情報セキュリティの確保などの「セキュリティの確保」、実社会やオンライン取引における「取引の安全確保」、テロ対策をはじめとする、国の「安全保障」など様々な側面から議論されている。今後も、バイオメトリクスを用いた顔貌認識装置の利用をはじめとして、様々な局面においてカメラの利用が広まることは間違いない。しかし、RFIDやバイオメトリクスなど、様々なユビキタスメディアとの複合利用が普及するに伴い、法的に解決しなければならない問題も複雑化の様相を呈している。とりわけ、個人のプライバシーの権利の保障との関係では、個人情報保護法の問題との混同も相俟って様々な誤解も生じており、本来の趣旨とは異なる問題が指摘されたり、「プライバシー保護」の名目で技術開発の萎縮効果が生ずるなど問題は一層深刻になりつつある。本報告では、これらユビキタスメディアの利用に伴うプライバシー問題を中心に、「ゼロ・プライバシー」社会の堡塁となるべきプライバシーの権利の保障について考える。
- 2006-01-19
著者
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