特許年金納付データを用いた特許保持の期間構造の推定と業種間比較
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概要
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知的財産マネジメントにおいて, どの特許を保持しどれを放棄するかという意思決定は経営戦略的観点から重要な意味を持つ.さらに技術革新が進む今日, 情報通信のように技術のライフサイクルが短い業種と, 医薬品のように研究開発期間が長い業種とでは特許の保持の戦略の違いも大きいと考えられる.本研究では特許年金納付データからわが国の7業種について特許保持の期間構造を推定し, 業種間の比較を行いその違いについて考察した.また先行研究で特許の収益分布がパレート分布に従うと仮定されていることに関して検証し, 上記7業種についてはパレート分布の仮定が成り立つとは考えにくいこと, 対数正規分布が示唆されることを示した.
- 2004-08-15
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