うつ病とオピオイド神経系
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概要
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うつ病は近年患者が非常に増加している神経精神疾患の一つである。その発症のメカニズムとして、モノアミン仮説をはじめとした神経伝達に関わる異常が上げられこれまで検討されてきている。当研究室ではいくつかのうつ病モデル動物を作製し新規うつ病治療薬の探索を行ってきた。特に我々はオピオイド受容体関連物質を用いて行動薬理学的に検討している。本シンポジウムでは学習性無力マウスをモデル動物としてオピオイド神経系との関連について概説する。
- 日本行動計量学会の論文
- 2003-09-03
著者
-
間宮 隆吉
名城大学大学院薬学研究科 薬品作用学研究室
-
鵜飼 良
名城大学大学院薬学研究科 薬品作用学研究室
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鵜飼 良
名城大学薬学部薬品作用学教室
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間宮 隆吉
名城大学薬学部薬品作用学教室
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鵜飼 良
名城大学薬学部
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