ディジタルコンテンツの連続的な販売・課金方式の提案
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概要
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インターネット上でディジタルコンテンツを販売する試みが行われつつある。ディジタルコンテンツは非常に小さいコストで複製や移動が可能である点に特徴があり、既存の物理的な配送システムの制約を受けない。このためネットワークを用いた情報通信が発展することは社会活動の構造を根本的から変えてしまう可能性を持っている。本発表では、「配送時間が短い」「商品間にリンクを形成できる」といったディジタルコンテンツの特徴を生かす販売モデルとして、ユーザがリンクをたどりながら必要なコンテンツの選択と利用を繰り返し行う「連鎖販売モデル」を提案する。既存のインターネット上の販売モデルは、ユーザが予め選択した商品に対して課金を行い、その後で初めて商品を提供する静的なものであり、複数の商品を購入するためには課金を何度も繰り返す必要があった。本発表では、さらに、連鎖販売モデルを実現する上で必要な課金方式について考察を行い、店舗側の料金回収を保証しつつ、ユーザが利用を繰り返した商品の料金を一括して課金可能な方式を検討する。連鎖販売が実現することによって、ユーザは必要なディジタルコンテンツのみを選択的に、連続して利用することができるようになり、また店舗や課金業者は通信イベントコストを低減することができる。
- 2000-03-21
著者
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竹内 格
日本電信電話株式会社ソフトウェア研究所
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竹内 格
日本電信電話株式会社情報流通プラットフォーム研究所
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高田 慎也
日本電信電話株式会社NTT情報流通プラットフォーム研究所
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高田 慎也
Ntt
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