幼稚園に子どもを通園させている母親の育児不安と児童虐待傾向
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概要
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母親の虐待行為のリスクレベルと育児不安との関連及び必要なケアについて検討することを目的に, 幼稚園に子どもを通園させている141名の母親に調査を実施した. 虐待ハイリスクの母親は,児童虐待行為尺度によるカットオフポイントで虐待群2名,虐待傾向群15名であった. 育児不安ありと回答した母親は66名,育児不安なし75名であった. 虐待傾向群,非虐待群両群に育児不安をもつ母親が同程度に存在していた. 重要な育児支援資源としての夫との関係と関連についても検討を行い有意な関連があった(p=0.65). 児童虐待の増悪防止と発生予防のために啓蒙・教育の支援と共に認知へのケアの必要性が示唆された.
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