人間の発達とコミュニケーション:「交流」の発達を中心に(<特集>コミュニケーションの発達と指導)
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概要
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「人間の発達とコミュニケーション」の課題はもとよりことばの発達を問題とするものではない。コミュニケーションは人間どうしが共有するものをえる過程であり、ソビエト心理学において独自に研究が蓄積されてきた「交流」をキー概念として人間の発達過程をとらえ直す。交流の発達過程を明らかにするとは、自立するための諸能力を習得する過程および他の人々との協同をより豊かにする過程を明らかにすることを意味する。本稿では、交流の発生史研究において評価されているエム・イ・リシナの研究を手がかりに育児記録を分析してその意義を明らかにすることを課題とする。
- 全国障害者問題研究会の論文
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