スポーツ障害における運動の特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スポーツ障害は外傷と異なり, 頻度の高い運動により生ずるため, その障害の原因には動作の仕方が関係していることが多い。環境要因やトレーニング方法の考慮も重要であるが, 個体要因を運動パターンあるいはフォームと言った動作の仕方で考えることは意義深いのではないだろうか。理学療法士の特徴とも言える動作分析能力をスポーツ障害に活かすことを本論の目的とする。筋, 腱の炎症について 筋, 腱に生ずる炎症はスポーツ障害にはつきものであるが, これらは特定動作における特定筋の使い過ぎのため生ずると考えるのが妥当であろう。スポーツ動作そのものの分析は非常に重要であるが, 評価がしやすい動き方, 基本的な動きにブレークダウンしたものが有益であるならば, 理学療法として用いない手はない。スポーツ競技種目によらない, いわば基本的動きとも言えるようなものであればなおさらである。例として, 膝蓋靭帯炎とアキレス腱炎をあげる。膝蓋靭帯炎, ジャンパー膝などいわゆる膝伸展機構の障害では膝関節伸展モーメント増大運動が認められる。
- 2005-06-20
著者
関連論文
- 227 下部体幹での姿勢制御が胸郭運動および安静時換気量に及ぼす影響
- 808 理学療法士の仕事ぶりに関する評価 : 自己・上司の視点の違い(教育・管理系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 120 股関節屈曲伸展時の皮膚の運動特性について(骨・関節系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 23 COPの前後方向の揺らぎからみた姿勢安定度と胸郭運動の関係(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 1229 立位姿勢の変化が可動性に与える影響 (第2報)(理学療法基礎系40, 第42回日本理学療法学術大会)
- 1136 仕事ぶりの評価が新人理学療法士のモチベーションに与える影響(教育・管理系理学療法9, 第42回日本理学療法学術大会)
- 304 肩関節屈曲伸展時の皮膚・浅層筋膜の運動特性について(骨・関節系理学療法12, 第42回日本理学療法学術大会)
- 二関節筋と単関節筋トレーニング方法の違いを運動器疾患に活かすには?
- 理学療法に必要な臨床動作分析(3)整形外科系領域における臨床動作分析
- 骨関節障害に対する私の診かた・治し方
- 主観的運動感覚を用いた運動指導方法に関する基礎的研究
- 姿勢保持とバイオメカニクス (特集 バランスと協調運動)
- 部位別の障害予防腰痛予防のコンディショニング
- 312 体幹運動に伴なう肋骨の動きについて : 体幹の回旋運動に着目して (骨・関節系理学療法13, 第42回日本理学療法学術大会)
- 関節病態運動学と姿勢制御
- 320 座位姿勢の正中化が胸郭運動に及ぼす影響(呼吸・循環器系疾患)
- スポーツ障害における運動の特徴
- スポーツ障害と筋力 (特集 筋力とトレーニング)
- 507 頚椎の運動解析(第2報) : 姿勢変化と頚椎の屈伸運動の関係(理学療法基礎系20, 第42回日本理学療法学術大会)
- 642 頚椎屈曲伸展運動における運動中心の軌跡分析(理学療法基礎系VIII)
- 321 臨床における身体重心の視覚的評価の有用性(理学療法基礎系23)
- 上半身質量中心点より観察した歩行時における上半身の動き(第3報)
- 429 外反母趾患者の運動機能に関する力学的研究 : 足部回内と前額面上の重心位置との関係(骨・関節疾患)
- 315 座位における座圧中心位置と腰椎運動の関係(測定・評価)
- マルチメディア教材を用いた触診技術の習得度に関する研究
- 外反母趾患者の運動機能病態の力学的計測と解析
- 下肢関節モーメントの歩行速度への寄与 : 速い速度での歩行に寄与する筋群の調査
- 452. 膝の回旋・内外反誘導が骨盤・身体重心の移動、足圧中心の軌跡に及ぼす影響(第2報)
- 関節モーメントとスティッフネス(モーニングセミナー1,協賛セミナー,理学療法の可能性,第41回 日本理学療法学術大会)
- スポーツ障害における運動の特徴(骨・関節系専門領域研究部会)
- 理学療法におけるEBMの実践技術を学ぶ : スポーツ障害・外傷から
- 膝関節疾患の動作分析
- スポーツ障害と筋力
- 316 踵挙上と踵接地でのスクワット動作の違いについて
- 運動器疾患領域における理学療法実践モデル (特集 理学療法モデル)
- 上半身質量中心位置の変化と頚椎の回旋可動域の関連性
- 立位動作における下肢関節モーメント
- 姿勢の非対称性が頸椎の回旋に及ぼす影響
- 頭部肢位の違いが後頭下筋群の形態に及ぼす影響