歯科矯正学・矯正歯科臨床に関するメーリングリストについて
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概要
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電子メールという新しい情報伝達手段を利用したインターネット上での会議室・掲示板=メーリングリスト(ML)として, 1995年3月に矯正歯科に関心のある日本全国の歯科医師を対象とした"ortho-japan ML"を開設した.新潟大学歯学部のメールサーバを利用し, 電子メールを登録者全員に自動的に配信することで, 特定の話題についての議論・情報交換等が可能になった.当初はインターネット接続が容易な大学等在籍者が参加者の大半を占めていたが, インターネットが急速に一般に普及した1996年から, 矯正歯科専門医のみならず多くの歯科開業医が参加し, 1997年9月の時点で全国より169名が参加した.2年半に約600以上の投稿があり, 矯正歯科臨床の話題にとどまらず, 学会・研究会の告知や転居患者の紹介等に関する投稿もなされた.さらに本MLでの議論を通じて, 1996年当学会大会ポストセミナーが企画・運営され, そのセミナーにおいて学会のホームページの必要性についてディスカッションされ, 1997年夏に当学会ホームページが開設された.新しい情報伝達や議論の場として, MLは極めて有用であり, インターネットでの他のサービスと連動することで, 今後発展的に活用できると考えられる.しかしさまざまなメンバーで構成される大規模なMLでは議論の話題が限られる欠点もあり, 今後のML運用法について検討すべき時期にきたと思われる.
- 日本矯正歯科学会の論文
著者
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山田 一尋
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻摂食環境制御学講座咬合制御学分野
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山田 一尋
新潟大学歯学部歯科矯正学講座
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山田 一尋
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻摂食環境制御学講座歯科矯正学分野
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山田 一尋
新潟大学 大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻摂食機能再建学分野
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松浦 輝雄
まつうら矯正歯科医院
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鈴木 一郎
口腔外科学第1講座
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山田 一尋
新潟大学 歯 歯放射線
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