歩行バランスの発達過程に関する考察 : 痙直型両麻痺児への治療を例として
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概要
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今回,歩行バランスの発達の原則を見つけ出すことを目的として,脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行獲得過程を重心計及び連続写真を用いて分析したところ,以下の3期に分類できた。 第I期:歩行バランス欠如期 第II期:歩行バランス代償期 第III期:歩行バランス適応期 第I期では全身の伸展を保っての突進歩行を呈し,第II期では逆に両脚支持期が長く過剰に固定を強めた屈曲姿勢での歩容に変化し,第III期で抗重力肢位を維持する静的要素と重心移動に適応する動的要素の統合が認められた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1986-08-10
著者
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