垂直手すりがパーキンソン病患者の歩容に及ぼす影響について : eye camera, 三次元動作解析装置による検証
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概要
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本研究では,パーキンソン病患者の歩容に与える,垂直手すりの影響について,eye cameraと三次元動作解析装置を用いて,注視点の移動面積,頸部角度,体幹角度から水平手すりと比較し検索を行った。結果は,Yahr III群(p<0.02),Yahr IV群(p<0.05)で注視点の移動面積が有意に広くなり,Yahr IV群(p<0.05)で体幹角度の改善を有意に認めた。垂直手すりの効果については,使いやすい点では欠けていたが,視野が凝集し,固縮の強いパーキンソン病患者にとって,視野の拡大が図れたことにより危険予測を高め,歩容の改善につながることが明らかになった。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1996-05-31
著者
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福田 哲也
長崎リハビリテーション学院理学療法学科
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小谷 泉
長崎リハビリテーション学院理学療法学科
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井崎 義己
長崎リハビリテーション学院理学療法学科
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福田 博英
鈴木病院内科
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柿田 謙三
長崎リハビリテーション学院
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井崎 義己
有島病院
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