前腕の固定角度の違いによる日常生活動作の難易度について
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概要
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本研究は, 前腕の固定角度による日常生活動作の難易度を明確にするため, 健常成人24名を対象に前腕の肢位を固定し4種目の日常生活動作の難易度を自己評定させた。測定は前腕を回内60度, 30度, 中間位, 回外30度, 60度, 90度の計6肢位とし, 各々の固定角度にて書字動作, 食事動作, 洗面動作, トイレ動作を行った。さらに, その時の肘関節の影響についても調査した。結果, 書字動作は回内位主体の動作であり回内30度が動作容易であった。他の3動作は, 回外位主体の動作であり回外30度, 回外60度が動作容易であった。4動作間の肘関節運動は異なるが, 各動作の前腕回旋固定角度による肘関節運動への影響は, 認められなかった。
- 1995-11-30
著者
-
山本 泰雄
山の手通病院理学診療科
-
加藤 純代
西岡第一病院リハビリテーション科
-
中里 哲夫
医療法人山の手通病院整形外科
-
越前谷 達紀
医療法人山の手通病院整形外科
-
依田 有八郎
医療法人山の手通病院整形外科
-
中里 哲夫
山の手通病院 リハビリテーション科
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井上 有美子
山の手通病院理学診療科
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加藤 純代
山の手通病院理学診療科
-
越前谷 達紀
山の手通病院整形外科
-
依田 有八郎
山の手通病院整形外科
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