「腹式呼吸訓練器」作成の試み (第一報) : 正常者での使用経験を中心に
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概要
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慢性呼吸器疾患患者において, 従来の重錘, 帯, 手掌などによる腹部圧迫法では, 各姿勢での腹式呼吸の持続が困難であった。そこで我々は, 坐位や立位作業時に, 聴覚的フィードバックにより腹式呼吸持続が可能な簡易腹式呼吸器を作成した。さらに健常者6名を対象として, 安静時及び自転車エルゴメーターによる一定の負荷を加え, 腹囲周径及び, 換気機能 (分時酸素消費量・分時換気量・一回換気量・呼吸数) の運動時における即時的変化を調査した。その結果本器を用いた場合, 胸腹式と比べ腹囲周径の変動係数が有意に減少し, 安定した腹式呼吸の持続に有効である事が判明した。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1995-11-30
著者
-
本田 哲三
東海大学医学部リハビリテーション学教室
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石黒 圭応
新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
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前川 有一朗
東海大学医学部付属病院リハビリテーションセンター
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石黒 圭応
東海大学医学部付属病院リハビリテーションセンター
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大井 康生
東海大学医学部付属病院リハビリテーションセンター
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本田 哲三
東海大学医学部付属病院リハビリテーション学教室
-
本田 哲三
東海大学医学部
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