脳血管障害を合併した糖尿病患者の代謝改善と運動効果
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概要
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脳血管障害を合併した糖尿病患者の代謝改善に視点を置いた運動処方と, その効果判定について検討した。60%VO_<2max>相当の運動強度に目標心拍数を設定した歩行訓練と反復立ち上がり訓練を施行した群では, VO_2 100とVO_<2REST>に有意な改善が示され(p<0.05), 訓練中の積算心拍数も減少する傾向がみられた。それにともない, 血糖コントロール指標の HbA_<1c>とFBGに有意な改善が示された(p<0.01)。また, 24時間の行動観察と, それにともなう心拍数と血糖値の変動を把握して, ADL面にも運動効果を反映させることが重要である。片麻痺患者に適切な負荷方法と運動強度を設定した機能訓練を施行することは,代謝改善に有効である可能性が示唆された。
- 1991-07-10
著者
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加藤 厚子
医療法人社団豊生会東苗穂病院リハビリテーション科
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佐藤 秀一
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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庄子 美和
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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加藤 厚子
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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日向 雅代
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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加藤 修
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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佐藤 礼人
北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部
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加藤 修
勤医協札幌丘珠病院
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佐藤 礼人
勤医協札幌丘珠病院
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