神経発達学的アプローチの立場より (脳性麻痺 : 重症児に対する有効性)
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概要
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正常運動発達において, 中枢部である頭部・胸郭部・骨盤部のアライメントを保つ自律反応の発達は体幹の垂直化を伴う抗重力発達に欠かすことができない。重症児の多くが中枢部のアライメントを崩しており, 年長になればなるほど非可逆的な異常姿勢を呈するようになる。このような異常発達に対抗するため, 重症児の潜在的な立ち直り機能を刺激し, 能動的に重症児が姿勢アライメントを保つようにしなければならない。そのため, 固有感覚刺激によって立ち直る, 体に働く頚の立ち直り反応, 頭に働く体の立ち直り反応, 体に働く体の立ち直り反応を中心として刺激を加えてゆくことが有効である。
- 1988-03-10
著者
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