失行・失認と理学療法 (脳血管障害 : 随伴症状に対する理学療法)
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概要
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痴呆, 失語症を除く高次脳機能障害が, 理学療法施行上どの様な問題を生じているかについて, 七沢病院理学療法士に対しアンケート調査を行なった。その結果, 右半球損傷者に見られる特徴が確認された。また, 半側空間無視群と左片麻痺群は, 必らずしも同じ特徴を示さなかった。2症例の検討から, 歩行能力に対する影響は, 独立度と動作の確実さに現われ, その中心的問題は, 注意と動作の連続性にあると考えられた。それ等を考慮した理学療法的アプロ-チは, 知覚一運動連関の強化, ナレイションによる注意のコントロ-ル, ゆっくり動作をさせる, 見落とされやすい側からの動作開始を習慣付ける等と考える。
- 1988-03-10
著者
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